1948-12-22 第4回国会 参議院 本会議 第19号
又政府は本月四日、本会議における泉山安本長官の政策演説におきまして、物價改訂は行わず、かように言明いたしておりまするし、又國家公務員法の審議に当つて、本院人事労働連合委員会において、泉山藏相は、これ又我が党の原議員の質問に答えまして二日に亘つて配給煙草の値上げは行わずと断言いたしたのであります。
又政府は本月四日、本会議における泉山安本長官の政策演説におきまして、物價改訂は行わず、かように言明いたしておりまするし、又國家公務員法の審議に当つて、本院人事労働連合委員会において、泉山藏相は、これ又我が党の原議員の質問に答えまして二日に亘つて配給煙草の値上げは行わずと断言いたしたのであります。
泉山安本長官は、その演説の中で、こう申されております。物價の動きは緩慢である、ひとり賃金のみは急激なる上昇を示している——これが今の政府の一貫した言い分です。つまり、物慣はあまり上つていないが、賃金だけが上る。これがすなわち今日の安本長官の言なんだ。(「今安本長官はいないじやないか」と呼ぶ者あり)ここにいるんだ。そして政府は、本年八月の民間給與は一月に比して八割の騰貴だと言つている。
泉山安本長官は生産増強のために企業の合理化を強調していられますが、企業の合理化のために必然起きて乗るところの失業者の援護方策については何ら四日の施策の方針に言及されなかうたことについては、昨日平野議員からも指摘された通りであります。企業の合理化は生産の基盤であると言うておられますが、その反対に労働者の労働意欲は生産の基盤であると言つたらどうなさる。否定されますか。
若しそれ、その首相の施政方針が、安本長官たる泉山大臣によつて予算的、財政的に処置される肉付けがあり、裏付けがあるならば、吉田首相のその施政方針と泉山安本長官のその施政方針との間に、一貫有機的脈々たるそこに生命の交流があるが、この間に何らの連絡がなかつたことを私は遺憾と思うのであります。これは一つには各省のセクシヨナリズムの弊害の欠点である。
泉山安本長官は廣汎なる経済演説を行いましたけれども、農村政策の問題に関しましては、わずかに反動的な第三次農地改革等は行わないという一言を述べたにすぎないのでありまして、私は、かくのごとき、少くとも日本の半分以上を占めるこの農民に対し、また農村に対して、現内閣の政策を明確にすることは、いかに暫定的な内閣とはいいながら、当然行わなければならない責務であると考えるのでありまするが、はたして首相ば、現内閣を
○梅林時雄君 私は、民主党を代表いたしまして、吉田首相の施政方針並びに泉山安本長官の経済演説に関しまして、二、三重要なる点につきまして御質疑を申し上げたいと思うものであります。 まず第一点といたしまして、首相の演説を伺いまして、議会政治の否認的な態度を認めざるを得なかつたのであります。そこで、首相の政治的信念をただしてみたいと思うのであります。
ただいま泉山安本長官の今にもやりたいと答弁されたことが眞意であるかどうか。また農相の答弁が眞意であるかどうか、これをただされた後に私は議事を続行いたしたいと思うのであります。
○藤野繁雄君 私は吉田総理大臣及び泉山安本長官の施政演説に対し、以下の諸点につきて政府の所信を質したいと思うのであります。施政演説が極めて抽象的な項的を列挙したのに止まり、何ら具体的施策に言及していないということは最も遺憾とするところであります。それで刻下の緊急なる諸問題について今少しく政府施策の方向を質す必要があることを痛感するものであります。
即ち演説の冒頭において、予算案提出後二週間を経て解散することになつたと言明した吉田首相並びに泉山安本長官が、多くを語らなかつたとは申しながら、予算案に関するもの以外に、將來に関する各種政策を発表せられましたことは、來るべき選挙に対して國民に判断の材料を提供するために民自党の政策を発表したものと理解せらるべきであります。
○政府委員(平岡市三君) 勿論お説の通り実質賃金を上げて、名目賃金を徒らに上げるのはこれはインフレの原因になると、こういうことは泉山安本長官の言われた通りだと私は思つている。
泉山安本長官はこの演説の一番最初において、最近における物資需給状況の改善、購買力の減退等、経済條件の変動に鑑みて、統制全般に亘り再檢討を必要とする段階に到達しておる、そういうふうに述べられておる。
○参事(寺光忠君) 今日の演説の時間でございますが、政府の方に問い合せたところ、総理大臣は十五分乃至二十分、それから泉山安本長官は四十分、こういうことになつております。